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ようやく今度のつうしんの「EMMA'S JOURNEY」の翻訳が終わりました。この話を連載するようになってからずいぶんたちます。
元々、この本との出会いは2000年にイギリスでミレニアムの大きなイベントがあったときに、オーストラリアから来ていたSue Forresterに会ったことがきっかけでした。ちょうどその頃Sueが本の予約を受け付けていました。それで、日本に帰ってしばらくしてからこの本が送られてきたのでした。
10年以上はそのまま本棚に眠っていたかもしれません。そして、数年前からこれをクラブの会報に載せる許可をいただいて、それから連載が始まりました。
ここに出てくるエアデールはきっとSueの愛犬がモデルになっているに違いありません。主人公のEMMAはもう亡くなった子です。生きているときの話はちょっとだけありました。それよりも亡くなってからの話が中心になっています。他にも亡くなった子たちと出会い、お気に入りの場所で暮らしています。私たちが思うレインボーブリッジのようなところです。ただし、その場所は実在するところと重なっています。だから、生きているエアデールも登場します。
飼い主と遊びに来ていて、はぐれてしまったエアデールのチャーリーとローズ。野原で暮らすのはふたりにとっても初めての経験でした。その子達に赤ちゃんが産まれます。EMMAたち霊のエアデールはそっと彼らを見守っています。色々な困難なことが起こりますが、EMMAたちが現実のふたりを助けることはなかなか難しいことですが、ずいぶんたくさん助けてきました。
今回の話はチャーリーとローズと仔犬たちの生活が描かれていました。
そこで、私はずいぶん頭を悩まされることになったのでした。というのも、設定が「4月中旬で冬はまだ完全に去ったわけではないけど、夏も近づいてきている」というところでした。次の文で私はちんぷんかんぷんになりました。「夏が近づいてきて、夜になると非常に寒くなってきた。そして南西の風がよく吹くようになった」
夏になるのに寒い?南西の風?
ここで躓いてずっと頭はグルグル回るばかり・・・
しばらくして、ようやく気づきました。話は南半球のオーストラリアでした。夏になると寒くなるはずです。
寒くなると食べる物も見つかりにくくなります。4頭の仔犬を抱えて、これからどうなるのでしょう。とうとう初雪が降り、仔犬の父親は遠くまで食べ物を探しに行くことになりました。それまでも満足に食べていない父親は無事に帰ってこれるのでしょうか?
この壮大な物語もそろそろ終盤に入りました。はぐれてしまったチャーリーとローズ、4頭の仔犬たちは無事に飼い主の元へ戻れるのか。EMMAたちはどうやって彼らを助けることができるのか・・・
これを訳していると、作者のSueの気持ちがよく分かります。出てくるエアデールはみんな自分の大切な子達だったんでしょう。彼らの言葉を書くとき、私もその登場しているエアデールにペリや、レッド、ラフティ、メイプル、ウィロー、ダイアン、テンコー、マーイアを当てはめているような気がします。
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